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名もなき黒猫の散歩道

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終わりと始まりと

皆さんこんにちは。黒猫です。

もうすぐ10月になりますね。
というわけで、報告します。

私、日本に帰ることになりました。

突然の話で、本当に自分でもまだ整理し切れていないのですが、もうすぐ日本で、大学の先生になります。小学生のときからの夢だった、いわゆる“博士”に一歩近づくことができて、本当に嬉しい限りです。科学研究はもちろん、大学教育にも興味があるので、これからたくさん経験を積みたいと思います。

突然の帰国になってしまったので、特に8-9月は、そこそこ悩みや不安が多い時期でした。そんなある日、同じラボのフランス人に相談(というか愚痴というか)をしたことがありました。以下はその時のフランス人に言われた言葉です。


人は仕事であれ恋愛であれ何であれ、
何も変わらない環境にいると、知らず知らずのうちに自分の周りに殻を作って、
自分が、あたかもその環境になじんでいるかのように感じる。
けれど、新しい環境にどうしても出て行かないと行けない時が人生にはあって、
そういう時は作った周りの殻を破って出て行かねばならない。
そうすると、今まで守ってくれていたものが無くなるから、
自分の想定している以上に、その新しい環境がストレスに感じることがある。
それに慣れるのには半年は必要。
だから受け入れて、自分が適応することを待つしかない。

いま、あなたは日本からアメリカに来て、また日本に戻るけれども、
自分の思っている以上に、これから日本に違和感を感じるはず。
もうあなたは"日本人"ではない。
あなたはもう1年半もアメリカに住んで研究しているのだから。
もう今のあなたの心や考え方は、アメリカに適応してしまっている。
それが日本ですぐに使えるはずがない。
日本のダメなところもたくさん見えると思う。
でも、半年後にもう一度日本に順応した時、
あなたは、日本の方がいいところと、アメリカの方がいいところを、
見極められるようになる。
そうなれば、あなたはアメリカに来る前のあなたよりも、
柔軟な思考をもつことができるはず。
もう一回り、大きくなった自分に出会うことができる。
だからこれから大変だろうけど、心配しなくていいよ。


・・・良いことを言いますね。

彼女自身、今かなり大変な時期であるにもかかわらず、贈ってくれたこの言葉は、私には深く突き刺さりました。日頃どちらかというとおてんば(もしかしたらフランス人気質?)な彼女ですが、いつもこういうまじめな話をする時は、本当に色々と人生を教えてくれます。こういう人間になりたいものです。

日本に帰るまであと少しあるので、その間にもっとアメリカをたくさん感じて、研究面だけではなく、これからの人生の糧にできたら良いなと感じています。


それでは、アメリカでお会いした方も、日本のお知り合いの方も、またお会いしたことはないけれどこのブログを読んで下さっている方も、今後とも黒猫をどうぞよろしくお願いいたします。

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